先日見ていたテレビでフリーの女性アナウンサー同士の対談で、面白い言葉があった。
「夫に治してほしい所があるが一向に治らない時どうするか?」という問いに、「もうそういう病だと思って諦めます」と「お互いにそういう不治の病を抱えながら生きて行くのが結婚生活と思うようにしている」みたいな答えをされた方がいました。
面白い表現でいい事言うなぁと感心。
私も結婚してだいぶ経ちますが、お互いに相手に求めることを色々と諦めあいながら過ごしてきました。そのお陰か角が取れ喧嘩することもほとんどありません。
それどころか不治の病の中には治るものも出てきました。
まだ若い頃は遊び足りないというか、家に帰って育児を手伝うより飲みに行きたい、家計が苦しくても遊ぶお金は減らしたくない、そんな気持ちの方が強く、家庭のことは奥さんに押し付けてしまっていました。
まぁ、世の若輩者にありがちな病ですよ、言わば。
そんな病も、何かきっかけがあったわけではありませんが、いつの間にか症状が治まり、随分と家庭に協力的になったと思います。
相手にいくら求めても、人間そう簡単には変わりません。
分かっていても要求してしまいますが、不治の病と思えば少しは要求する気持ちも抑えることが出来る気がします。
そのうち気づいたら治っている病もあるかもしれません。
そうそう、随分家庭的になったと言いながら、最近はもう少し我儘になろうかなと企んでいます。
病と思って諦めてくださいな。