云々かんぬん

やりたいことは我慢せず、気の進まないことはしない。と決めたオトコの日記。

軽やかな文章

ぼくの中で「軽やかな文章」と呼びたい文章がある。

頭の中が整理されていないので、こうこうこういう文章が軽やかな文章とは言えないのだけれど、「あぁこの人の文章は軽やかでいいなぁ」と思う文章が確かに在るのです。

 

文章は軽やかでありながら、決して薄っぺらではないんです。

他愛もない雑談みたいな語り口でいながら、何かとても大事なことを考えさせられるような、それでいて考える事を読み手に迫るわけでもなく薦めるわけでもない。

 

世の中には正解のない問題の方が多いと思うのですが、正解を決めつけたり押し付けたりせず、ちょっとだけ自分に問いかけている。そんな文章です。

 

熱い口調で「オレはこう思うんだ、お前もそう思わないか?」とか、冷めた目で「どうせ世の中こうなっているんだから、君も上手に振舞ったらどう?」とか、そういうのではなく、どこか優しく、どこか自虐的でもあり、少し楽しげに、「どうしたら楽しく過ごせるかなぁ」と語りかける。そんな言葉たちです。

 

なんかね、そういう文章を書きたいと思うのだけど、どこかに「面白い文を書いてやろう」とか「役に立つ記事を書いてやろう」とか、そういう下心が文章に表れてしまうんだよ。ぼくの文章には。

 

軽やかだけど薄っぺらくない、そんな文章が書けるようになりたい。