ピントが合うのは点ではなくて面。
言われてみればそうなんだが、ファインダーを覗いている視界の中では点だし、「焦点」って言葉もあるし、頭の中のイメージとしては完全に点だった。
点ではなくて面なので、3人並んだ写真を正対して撮ると3人にピントが合うが、斜め横から撮ると真ん中のひとりだけにピントを合わせ前後の2人はボカして撮る事ができる。
それを理解した上で撮影前にイメージを膨らませて撮れるようになると、撮れる写真も変わってくるだろう。
先生の作例で、クモの巣の雫の写真があった。クモの巣を斜めに撮り、雫にだけピントが合いクモの巣はボカしてある。クモの巣の面とピントの面に角度をつける事で主役を明確にしている。ただただ感心するばかり。
いつかどこかで、ピント面を活かした撮り方を試してみたいと思う。