少したるんでいるから、もう少し引き締めるかと話していた矢先のこと。
愛娘2号を英語教室に送迎があるのを忘れて、義母を病院に連れて行く予定を入れてしまったそうだ。
仕方がないので、たるんでいるボクが送迎をすることになった。
有料の介護サービスを頼めば、義母を病院に連れて行ってもらう事も出来る。だが、実の娘が付き添ってくれる安心感やそこで交わす会話など、それはどんなに優れた丁寧なサービスでも得られない。
普段からバスに乗って教室に通うことを教えていたら、一人で英語教室に行って帰ってくる事も出来る年頃だ。だが、一緒に行って少し教室の様子を見て、二人で寄り道して帰る。何でもない事だけど、素敵な時間だ。
共働きで夫婦とも1時間以上かけて通勤しながら子育てしているヒトたちを見ていると、自分たちは「これでいいのだろうか?」と思ってしまう事もある。
だけど、少したるんでるくらいの、このユルイ生活がボクらにはちょうど良いかもしれない。