云々かんぬん

やりたいことは我慢せず、気の進まないことはしない。と決めたオトコの日記。

一日も休むことなくコツコツと

先日、末娘の小学校で卒業式があった。

コロナウィルスの感染拡大を招かないよう、出席は生徒一人につき2名までとされていた。自治体によっては保護者すら出席できないところもあったようなので、娘の卒業式を見れたことは良かったと思う。

それでもいつものような卒業式とはいかず、5年生は参加せず、PTAや自治会長、市議などの参列者も彼らの挨拶もなく、校歌斉唱もなく、体育館の窓は全開で保護者もコートを脱がず、そんな例年とは異なる卒業式となりました。

スピーディーな卒業式となり、子供たちにとっては退屈な時間が少なくて良かったかもしれません。

 

そんな異例ずくめの卒業式でしたが、皆勤賞の表彰は行われ、3人の子供が表彰状を渡されていました。長男の時(9年くらい前)は20から30人くらいいたように記憶しています。

以前のように「少し具合が悪くても学校は休まない」という考えの人(親)が減ってきたのかもしれません。土日が仕事で平日が休みの人も増えているだろうから、家族旅行などのために学校を休む子も増えているのだろう。

 

休まずコツコツと努力を続けることは、良いことだ。それ自体は。でも大事なのは休まずコツコツと「何をしたか」「どう過ごしたか」だと思う。そんなことは誰もがわかっているのかもしれない。分かっていても「何をしたか」「どう過ごしたか」を評価するのは難しい。

 

時々、「皆勤賞」をちょっと過剰に評価する組織(学校や会社、チームなど)がある。例えばそういう会社は飲み会への参加も(暗黙の)評価の対象となりがちではないだろうか。そのうち皆勤が賞賛されるのではなく、飲み会にこない人の評価が下がるだけになったりする。そして本業の成果ではなく別の評価軸が当たり前になってしまったりもする。客観的に見ればおかしな話なのだが、その渦中にいるとそういう状況が普通に思えてしまうこともある。

だからだろうか。皆勤賞を重視するような組織には、どこか違和感とか嫌悪感を感じることが多い気がする。

 

なんだか話がそれてきた。

今、コロナウィルスが世界中を震撼させている。こういう危機的状況の時こそ、リーダーシップが問われる。便利な時代で、各自治体の首長の会見や施策、国会の様子、政治家の答弁などがネットで確認できる。

そこらへんにいるオッサンと変わらないように見えて、しっかりしている人がいる。その一方で最もらしい言葉を並べるが中身のない人もいる。

 

「皆勤賞」みたいな分かりやすい指標ではなく、本質を見極める目を持つようにしたい。いや、本質を感じ取れるようになりたい。

アンテナを張っておけば、けっこう感じるモノだと思うよ、本質って。